FXの注文方法 成行と指値とは？

FXは為替レートの変動を利用して儲ける投資方法です。その注文の仕方には、いくつかの種類があります。まず、レートを見ながら成り行きで購入するのを「成行注文」といいます。FX取引の中でもっとも基礎的なやり方で、希望価格になったところでクリックし、約定、売買が決まるというものです。

これに対し、「指値注文」とは、最初に自分の希望する買い値を入力して注文を出すという方法です。為替レートが指定の金額に達すると、自動的に買いが成立します。ここで、売り注文を出している場合には、「逆指値注文」と呼びます。ただし、その希望額にきっちり達しないと、約定されることはありません。

また、これらの基本的な注文のほかにも、IFDやOCOなどの注文方法もあります。これらは、売りと買い注文がひとつのセットになっていたり、同時に相反する注文を出したりするやり方です。約定時に、一緒に決済も設定しておくことで、大幅なリスクを食い止めることが可能になります。なお、利用するFX業者によって約定時間に差があります。

クリックした瞬時に反映するところもあれば、少し時間がかかるところもあります。ほんの数秒の違いで為替が大きく変動し、絶好のチャンスを逃してしまうことがあります。大きな額で取引していると、1秒の差で高額の損失を出すこともあります。約定スピードを宣伝しているFX業者があるのは、そのためです。

ですので、約定の早い業者を選ぶことは重要なポイントだといえるでしょう。